今や欧州5大リーグでプレーをしている南野拓実や奥川雅也もかつて在籍していた、オーストリア・ブンデスリーガ。
彼らはこのリーグで大きな成長を遂げ、羽ばたいていきました。
そのため、オーストリアのサッカーチームについて、見聞きしたことがある方も多いことでしょう。
そこで今回は、2023-24シーズンにオーストリア・ブンデスリーガでプレーする日本人選手や、彼らの活躍を視聴する方法はあるのかについて解説します!
こんな方におすすめ
- オーストリア・ブンデスリーガでプレーする日本人選手について知りたい
- オーストリア・ブンデスリーガの試合をどこで視聴できるのか疑問
本記事を作成している私は、サッカー観戦歴18年。これまで現地やテレビを通して、多くの試合を観戦してきました。
オーストリア・ブンデスリーガについて

まずは、オーストリア・ブンデスリーガの歴史や日本人選手の活躍ぶりについて、みていきましょう!
歴史・概要
1911年に創設された、オーストリアのサッカーリーグ。
100年以上の歴史があり、世界的にみても古くから存在するリーグとして有名です。
これまでの最多優勝はラピード・ウィーンの32回、次いでアウストリア・ウィーンの24回となっています。
ここ10年は、レッドブル・ザルツブルクが10連覇中と、他クラブを圧倒。
ザルツブルクは、サディオ・マネ(現バイエルン)やハーランド(現マンチェスター・C)など、数々の有名選手を輩出していることでも知られています。
過去に所属した日本人選手
過去には、1部2部合わせて16人の日本人選手がオーストリア・ブンデスリーガでプレーしています。
選手名(所属) 所属年
1部
- 宮本恒靖(レッドブル・ザルツブルク) 2006年-09年
- 三都主アレサンドロ(レッドブル・ザルツブルク※浦和からレンタル) 2007年
- 秋吉泰佑(SKシュトゥルム・グラーツ) 2014年-15年
- 南野拓実(レッドブル・ザルツブルク) 2015年-19年
- 奥川雅也(レッドブル・ザルツブルク) 2015年-21年※うち4年はセカンドチームやキール(ドイツ2部)などでプレー
- 北川航也(ラピード・ウィーン) 2019年-22年
- 中村敬斗(LASKリンツ) 2021年-23年
2部
- 和久井秀俊(バッド・オウセー) 2007年-08年
- 伊藤健史(カプフェン・ベルガー※ドイチュランツベルクSCからレンタル) 2014年-15年
- 八塚利朗(カプフェン・ベルガー) 2014年-16年
- 榊翔太(SVホルン) 2015年-17年※うち1年は3部
- 矢島倫太郎(SVホルン) 2015年-17年※うち1年は3部
- 権田修一(SVホルン※FC東京からレンタル) 2016年※うち半年は3部
- 新井瑞希(SVホルン) 2016年-17年※うち1年は3部
- 川中健太(SVホルン) 2016年-18年※うち2年は3部
- 沼大希(SVホルン) 2019年
SVホルンでプレーした日本人選手が多いのは、当時、本田圭佑のマネジメント事務所が経営に参入していたため(2018-19シーズン限りで撤退)。
日本人選手の通算最多出場・最多得点(2023年8月現在)
オーストリア・ブンデスリーガ1部の日本人選手の通算最多出場・最多得点者は、ともに南野拓実となっています。
日本人選手の通算出場試合数トップ5
選手名 | 出場試合数 |
南野拓実 | 136試合 |
中村敬斗 | 54試合 |
北川航也 | 50試合 |
奥川雅也 | 50試合 |
宮本恒靖 | 21試合 |
日本人選手の通算得点数トップ5
選手名 | 得点数 |
南野拓実 | 42得点 |
中村敬斗 | 20得点 |
奥川雅也 | 14得点 |
北川航也 | 5得点 |
三都主アレサンドロ | 1得点 |
オーストリア・ブンデスリーガでプレーする日本人選手
2023年8月現在、オーストリア・ブンデスリーガ(1部・2部)でプレーをしている日本人選手は下記の4人。
1部
日本人所属選手なし
2部
- 財前淳(グラーツァーAK)
- 二田理央(SKNザンクト・ペルテン)
- ハーフナー・ニッキ(SVリート)
- 佐藤岬(FCドルンビルン1913)
財前淳(グラーツァーAK)
京都サンガFCの下部組織では背番号10を背負ってプレーするも、トップチーム昇格は果たせなかった財前。
ところが、2018年に練習参加したFCヴァッカー・インスブルック(オーストリア2部)と契約を結び、19歳の頃からオーストリアでプレーをしています。
1年目はセカンドチームでプレーし、2年目以降はトップチームの主力として活躍。
2022-23シーズンからは、グラーツァーAKでプレーをしています。
京都の下部組織時代にトップチーム昇格できなかった悔しさを胸に、ステップアップしてもらいたいですね!
二田理央(SKNザンクト・ペルテン)
サガン鳥栖からレンタル移籍で海外挑戦中のフォワード。
二田と書いて「にった」と読みます。
2003年生まれと、非常に若い選手。
高校3年時に、鳥栖U-18所属ながらトップチームでJ1デビューを果たし、プロ契約を締結しました。
さらにその直後には、FCヴァッカー・インスブルック(オーストリア2部)の練習に参加。
レンタル移籍でセカンドチームへと移籍しました。
のちにトップチームへと昇格し、リーグ戦5試合で1得点を記録。
そして2022-23シーズンは、鳥栖からザンクト・ペルテンへとレンタル移籍となり、今年からは完全移籍となっています。
破壊力あるシュートと積極性を武器に、大量得点なるか!?
ハーフナー・ニッキ(SVリート)
元日本代表ハーフナー・マイクの弟で、199cmの大型ディフェンダー。
過去にはオーストリアとスイスなどでプレー経験があり、2023年にSVリートへ加入しました。
7年ぶりとなるオーストリア2部でのプレーに、注目です!
佐藤岬(FCドルンビルン1913)
拓殖大学卒業後に、ヨーロッパへと渡り歩いたミッドフィルダー。
これまで、モンテネグロとリトアニアでプレーしており、オーストリアは初挑戦。
さらなるステップアップが期待されます!
オーストリア・ブンデスリーガはどこで視聴できるのか

上記の若き日本人選手たちの活躍を、視聴できる場所はあるのかというと、
2023年8月現在、国内においては配信がないため、残念ながら視聴することはできません。
まとめ|オーストリアのサッカーリーグでは、若き日本人戦士が活躍中!
オーストリア・ブンデスリーガでプレーする日本人選手
1部
日本人所属選手なし
2部
- 財前淳(グラーツァーAK)
- 二田理央(SKNザンクト・ペルテン)
- ハーフナー・ニッキ(SVリート)
- 佐藤岬(FCドルンビルン1913)
以上です。
ポテンシャルを秘めた若き日本人選手たちが、どれだけオーストリアの舞台で活躍できるのか、期待しましょう!
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