圧倒的な自然の甘さで近年ブームを巻き起こしている、さつまいも。
そんなさつまいもですが、干し芋や焼き芋、料理に入れるなど様々な食べ方があり、迷いますよね。
そこで本記事では、なかでも人気の干し芋と焼き芋の違いについて解説します。
こんな方におすすめ
- 干し芋と焼き芋の違いについて知りたい
- 間食にさつまいもを取り入れたい
本記事を作成している私は、大のさつまいも好き。
特に干し芋が好きで、これまで80商品以上食べてきました。
干し芋と焼き芋の製造方法
干し芋は、さつまいもを「蒸す→スライスする→乾燥させる」ことで出来上がります。
完成までかかる日数は、乾燥機を使用すると1日、天日干しする場合は約1週間。
一方の焼き芋は、石焼き・壺焼き・オーブンで焼くなどして出来上がります。
干し芋と焼き芋の栄養成分(100gあたり)
前述したように、干し芋と焼き芋では製造方法が異なるため、栄養成分にも違いがあります。
干し芋 | 焼き芋 | |
カロリー | 277kcal | 151kcal |
たんぱく質 | 3.1g | 1.4g |
糖質 | 63.7g | 34.5g |
食物繊維 | 8.2g | 4.5g |
脂質 | 0.6g | 0.2g |
鉄分 | 2.1mg | 0.9mg |
参考:日本食品標準成分表(八訂)
大きな違いは、カロリー・糖質・食物繊維にあります。
干し芋のほうがこれら3つの値が大きいのは、乾燥させることで栄養価が凝縮されているから。
特に干し芋は焼き芋と比べ、カロリーが約120kcal多く、糖質が約30gも多いため食べ過ぎには注意が必要。
ちなみに、さつまいもは1本あたり約250gです。
干し芋と焼き芋のGI値
- 干し芋 55
- 焼き芋 85
GI値(グリセミック・インデックス)とは、食品が血糖値を上昇させる速度を数値化したもの。
一般的に、55以下は低GI食品とされています。
干し芋は「低GI食品」、焼き芋は「高GI食品」だといえますね。
特に干し芋は間食にぴったり!
干し芋は、
- 低GI食品
- 手軽に食べることができる
- 糖質豊富で低脂質
- 食物繊維、むくみ解消効果のあるカリウムを多く含む
などの点から、エネルギーチャージや減量にはもってこい。
私も間食に取り入れています。
ただし、前述したようにカロリーがそれなりにあるため、食べ過ぎには注意。
また、アスリートが試合の休憩中に食べることもあるほど、重宝されています。
サッカー日本代表や卓球の伊藤美誠選手が試合時の休憩等で取り入れているのは、干し芋界隈では有名な話だとか。
まとめ
干し芋と焼き芋では、製造方法・栄養成分・GI値など、様々な部分に違いがあります。
原料は同じさつまいもなのにも関わらず、わりと多くの違いがあることは、面白いですよね。
みなさんも、ぜひさつまいも(特に干し芋)を間食に取り入れてみてください!