低脂質×自然の甘みで、近年圧倒的な人気を誇っている、さつまいも。
近年は、特に紅はるかを使用した商品の売れ行きが好調で、国内外問わず多くの商品が流通しています。
そんなさつまいもには様々な品種があるため、「どれを選んだらよいか分からない」という方も多いでしょう。
そこで今回は、なかでも魅力的で、美味しさの王道を走る存在の安納芋と紅はるかについて、特徴や違いを解説します!
こんな方におすすめ
- 最近さつまいもに関心をもち始めた
- 安納芋と紅はるかの違いを知りたい
- 安納芋と紅はるか、どちらの商品を購入しようか迷っている
本記事を作成している私は、大のさつまいも好き。
特に干し芋が好きで、これまで80商品以上を購入・食べてきました。
安納芋と紅はるかの特徴
安納芋の特徴

「あんのういも」と読みます。
品種名というよりは、ブランド名のような形。
正確には、「安納紅」「安納こがね」という2つが品種登録されています。
鹿児島県の種子島が発祥の地であり、その鹿児島県を中心とする九州地方で生産が盛ん。
第二次世界大戦後、兵士が持ち帰ってきた芋が起源と言われています。
最大の特徴は「ねっとり」とした食感と、豊富な甘み・風味。
蒸したり焼いたりすると、自然な糖分がカラメル状に溶け出し、まるでスイートポテトを食べているかのような贅沢な味わいが楽しめます!
さらに、安納芋は一般的なさつまいもと比較して、水分量が多いのも特徴的。
口当たりが滑らかで、焼くと蜜が溢れるほどの仕上がりになります。
一方で干し芋は、スライスすると形が崩れやすいため、焼き芋にしてからスライスする「焼き干し芋」という形で販売されていることが多いです。
紅はるかの特徴

こちらは品種名。
特に干し芋・焼き芋として有名で、さつまいも界No.1の甘さと柔らかさを誇ります!
「紅はるか」という名前には、「従来のさつまいもより、はるかに柔らかくて甘い」という意味合いが込められてます。
茨城県を中心に栽培され、近年ではスーパーなどでよく目にするようになりました。
特に茨城県産干し芋が絶品で、メディアでも多数とりあげられるほどに。
紅はるかの特徴は、適度なねっとり感とホクホク感の絶妙なバランス。
食感に加え、焼いた際に生じる蜜がその甘さをさらに引き立てます。
また、時間が経つほど甘さが熟成していく点も紅はるかの人気の理由!
万人受けする柔らかさ・甘さで、多用途に使いやすいのも良い点。
安納芋と紅はるかの違い
安納芋 | 紅はるか | |
品種登録 | 1998年(安納紅・安納こがね) | 2010年 |
最高糖度 | 40度 | 50度 |
見た目(果肉) | オレンジ色 | 黄金色 |
食感 | なめらか・ねっとり | しっとり・ねっとり |
どちらも「ねっとりとした食感」と「甘さ」が大きな魅力!
ただし、紅はるかのほうが上回ります。
※上記の糖度は、蒸したり焼いた場合の数値。
安納芋は、濃厚でデザートのような甘さを生かし、焼き芋としても良し、スイートポテトなどのスイーツ作りにも最適。
一方で紅はるかは、干し芋として全国的に認知度が高いです。
甘さの中にさっぱり感もあり、煮物や天ぷらなどの料理にもぴったり。
安納芋や紅はるかを使用した商品はどこで購入できるのか
- 小売店(スーパーやコンビニ)
- 干し芋メーカーの直営店舗
- 通販サイト
- イバラキセンス(茨城県のアンテナショップ)
スーパーでは青果コーナー付近、コンビニではおつまみやチルドコーナー付近に置いてあることが多いです。
また、通販サイトの中では楽天市場が最もおすすめ!
取扱商品数が通販サイト屈指で、美味しい干し芋が勢ぞろいです。
ちなみに安納芋を使用した商品は、紅はるかと比べて商品数自体が少ない印象。
まとめ
安納芋の主な特徴
- なめらか・ねっとりとした食感
- 豊富な甘さと風味
紅はるかの主な特徴
- ねっとりとした食感
- さつまいも界トップの甘さ・柔らかさ
甲乙つけがたい美味しさ・甘さを持つ、安納芋と紅はるか。
季節の味覚として、それぞれの魅力をぜひ堪能してみてください!