大学生になって漢検2級(日本漢字能力検定2級)を受験するというと、
「2級なんて、とっても意味ないだろう」
「就職には全く役に立たないし、時間のムダ」
といった声を耳にします。
私も以前はそう感じていました。
しかし、取得してみると、意外にも役に立つ場面がたくさん。
社会人となった今、大学生のうちに漢検2級を取得して本当に良かったと、心から思っています!
そこで本記事では、私自身の経験をもとに、大学生のうちに漢検2級を取得して良かったと感じた場面について記します。
こんな方におすすめ
- 漢検2級を受験しようか迷っている
- 大学生のうちに、将来に少しでも役に立つ資格を取得したい
本記事を作成している私は、大学2年時に漢検2級を取得。現在は社会人4年目です。
大学生のうちに漢検2級を取得して良かったと感じた場面3選
- 資料や報告書を作成するとき
- 本や記事を読んでいるとき
- 就活の筆記・Web試験
ちなみに、漢検2級のレベルは「高校卒業・大学・一般程度」とされています。
①資料や報告書を作成するとき
大学のゼミや会社において、資料や報告書をスムーズに作成することができました。
作成後に、誤字脱字を見つけることも、指摘されることもほぼゼロ。
- 作成時に自信をもって、スラスラと書く・文字を打つことが可能に
- 「この字って、これで合ってるっけ?」と疑問に思ったり、調べたりする時間が減った
といったことが大きく寄与していると実感。
高校生の頃であれば、上記のような時間が多く、提出物に対して余計に時間をかけていました。
それがなくなったので、かなり楽になった気がします。
また、誤字脱字が多いと、読み手はその文章を読む気がなくなります。マイナスのイメージを与えることにもなるので、注意が必要!
②本や記事を読んでいるとき
本や新聞記事、ネット記事を以前よりもスムーズに読むことができています。
以前は知らない漢字や熟語が多く、肝心の内容が脳にスッと入ってきませんでした。
つっかかる箇所が少なくなったのは、読み進めるうえで、かなり大きかったですね。
もちろん、本や記事を読む中でわからない語を調べる作業はとても大切。
ですが、「内容を短時間で理解したい・インプットしたい」という状況下では、スムーズに読めたほうが圧倒的に楽だと実感!
③就活の筆記・Web試験
これは、就活前に漢検の勉強をしていることが前提です。
就活において、筆記試験やWeb試験(SPIなど)を受ける機会があり、ここで漢検で得た知識を活かすことができました!
漢字の読み書き・熟語の意味を問う問題が結構あったので、助かりましたね。
就活の試験問題対策を片っ端からやるのは、大変です。
また、私自身は高校時代、私立文系コースだったので数学からだいぶ離れていました。
そのため、数学の問題対策を徹底。
国語はあまり対策をしませんでしたが、乗り切れました。
これはまぎれもなく、漢検2級のおかげです。
漢字以外にも一般常識など、就活以前から情報収集や勉強をしておくと、あとになってから楽だなと思います。
おさえておきたい注意点
漢検を受ける前後問わず、次の2点だけはおさえておきましょう。
- むやみに難しい漢字を使わない
- 漢検取得が内定に大きく寄与するわけではない
むやみに難しい漢字を使わない
漢検の勉強が進むと、ついつい学んだ難しい字を使いがち。
2級にも普段目にしないような漢字が多少ありました。
これらを使いたくなるところですが、他の人が読む文章を作成する場合に、難しい漢字をむやみに使うことは避けましょう。
その理由は以下2つです。
- 文章に圧迫感が出てしまう
- 相手が理解できない可能性がある
特にメールや資料作成、日頃のラインなどいった場面。
学んだ字を使いたい気持ちはおさえ、相手が読みやすい文章を心がけましょう。
私は大学のゼミで、よくやりがちでした。
漢検取得が内定に大きく寄与するわけではない
企業の採用選考において、「漢検を取得していないと不利になる」といったことは無いと思います。
あくまで、参考程度にみられることが多いです。
ちなみに私は面接において、漢検に関することはまったく聞かれませんでした。
ただし、前述したとおり、選考の一部である筆記試験などで活かせます。
1発合格した私の勉強法
漢検2級の合格率は約20%。
けっして簡単ではありません。そのため、対策を徹底しましょう!
私の勉強法は、「よく声に出し、よく書く」。
これを約2ヶ月徹底しておこないました。
ここでのポイントは、漢字の意味もおさえること。これにより、1つ1つの漢字や熟語に対する理解が深まるからです。
ちなみに、ポケットサイズの参考書と問題集を活用していました。
前者を利用してよく声に出し、書き、漢字の意味もきっちり理解。
スキマ時間(電車内や大学の休み時間)でも読めるし、持ち運びも楽なので、重宝していました。
また、後者を利用して実践問題をこなし、試験の特徴を理解し、苦手をつぶしていく。
これを継続したことで、1発合格することができました。
大学生になると勉強時間減りがちで、勉強法も忘れてしまうもの。
少しずつ積み重ねていきましょう!
「自習・独学だと、勉強をサボっちゃう…」という人は、生涯学習のユーキャンのような講座で学ぶのもあり!
まとめ
大学生のうちに漢検2級を取得して良かったと感じた場面3選
以上です。
大学生で漢検2級を受験することは、まったく恥ずかしいことではありません。
「まわりが高校生ばかりだったらどうしよう・・・」と、私もビビってました。
ですが、社会人である今、漢検2級にチャレンジした過去の自分をほめたいと思うほど。
大学生はぜひ、チャレンジを!
漢検の詳しい情報は、下記サイトを参考にしてください!
日本漢字能力検定