入社前に多くの人が直面する、社宅or民間アパート・マンションどっちにしよう問題。
私自身も、この選択にかなり悩みました。
そもそも社宅に住んだことがなかったという点が、選択に悩んだ大きな要因だったと思います。
そこで、本記事では、社宅のメリットとデメリットについて解説!
こんな方におすすめ
- 社宅に住むことのメリットとデメリットを把握したい
- 社宅と民間アパート・マンション、どちらに住もうか迷っている
本記事を作成している私は、新卒入社後〜現在までの2年以上を会社所有の社宅で暮らしています。
また、大学時代は民間アパートで一人暮らしをしていました。
両者を比較したうえで、メリット・デメリットを記していきます。
社宅は大きく分けると2つある
その2つとは以下通りです。
- 会社が所有している社宅
- 借り上げ社宅
①会社が所有している社宅
こちらは、会社(入社先)がその物件を所有し、管理もおこなっています。
そのため、
・住んでいる人は全員同じ会社の人
・不備や悩みがある際は、会社に連絡or直接相談する
といった特徴があります。
②借り上げ社宅
こちらは、その物件自体は会社が所有していません。
会社が民間の物件の一部を借り、それを社員に貸し出すといったものです。
そのため、①のような特徴はなく、民間の物件とほぼ変わらず。
私の同僚は借り上げ社宅に住んでいますが、同じ物件に数人ほど、同じ会社の人がいるそうです。
社宅管理お悩み相談室「社有社宅と借上社宅どちらがいい?」
https://www.uis-inf.co.jp/kariage/solution/compare-company-rented-house.html
社員にとってのメリット・デメリット
社員が社宅に住むことのメリット・デメリットは以下の通り。
メリット
- 家賃が安い
- 安心感がある
- 社内のつながりが増える
デメリット
- 物件の候補が少ない
- 「公」と「私」が混同しやすい
メリット①:家賃が安い
だいたい、1〜3万円前後で住めることが多いです。
就活生時代、よく求人サイトをみていましたが、だいたいこの範囲のケースが多かった印象。
ちなみに、私が住んでいる社宅は、1Kで2万円です。
同地域で1Kとなると、5〜6万円が相場。
つまり、家賃にかかる費用が圧倒的に減るのです!
メリット②:安心感がある
とにかく安心!その理由は以下の通り。
・同じ会社の人が住んでいる
・会社が家主である
・相談しやすい環境である
この事実が安心感をもたらしてくれます。
借り上げ社宅の場合、上記のうえ2つがあてはまらないことがありますが、会社所有の社宅であればとても安心。
また、困リごとや悩みは、職場や同じ社宅に住む人に直接相談することが可能。
スムーズに対応してくれます。
民間の物件の場合、相談する際は管理会社に連絡するのが一般的。
そのため、電話ではうまく伝えきれない部分も発生しやすいです。
私自身、「直接相談できる相手が身近にいる」という点がとても心強いと実感しています。民間の物件に住んでいた頃とはケタ違い。
社宅、半端ない。
メリット③:社内のつながりが増える
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。
特に会社所有の社宅の場合、「同じ会社の人とばったり会う」「食事に誘われる」といったことが結構ありました。
これにより、社内で知っている人・話せる人も徐々に増えるため、つながりも増加。
仕事をおこなううえでは、お互いスムーズにやりとりができます。
デメリット①:候補が少ない
ここからはデメリット。
会社がもつ物件の数は、当然ながら不動産屋と比較して、圧倒的に少ないです。
会社側も、社宅ばかりにコストをかけるわけにはいきませんからね。
そのため、「希望する条件と一致する物件がない」なんてこともありえます。
あまりにも希望とかけ離れた物件に住むと、ストレスに。
社宅のメリットばかりにとらわれないよう、注意!
デメリット②:「公」と「私」が混同しやすい
これは、「会社の人と遭遇しやすい」「一緒にいる時間が長い」点が理由としてあげられます。
メリット②や③にあるように、「同じ建物に会社の人が住んでいる」「社内のつながりが増える」というのは、間違いなく良い点です。
しかし、会う頻度と時間が多いため、公私が混同し、落ち着ける時間も少ないのが事実。
私自身は、以下のようなことがよくあります。
・通勤途中や帰り道に社宅の人と会う
・家を出る時間がほぼ同じなので、駐車場や駐輪場でばったり会う
・退勤後に食事に誘われる(飲食店や社宅の部屋へ)
こうなると、出勤前や退勤後にも会社の人と関わることになります。
「私」に「公」が入り込むのは、なるべく避けたいのも事実。
社宅に住むうえでの注意点
その社宅の「社宅規定」や「ルール」をよく読み、必ず守るようにしましょう。
私の住む社宅の場合、
- 「同じ場所にその金額で住めるのは10年間」
- 「宿泊することができるのは、本人とその家族のみ」
などといったことが定められています。
これらの決まり事に違反すれば、退去になることも。
そのため、決して違反することのないよう、注意が必要です。
新入社員には向いている
新卒入社後から社宅に住み続けて、新入社員には向いているなと感じます。
その理由は、「不安」と「負担」を軽減できるから。
就職と引っ越しが同時期になると、「慣れない仕事」と「慣れない住居」が大きな負担となります。
これらは、公私ともにパフォーマンスが落ちる要因に。
社宅であれば、会社のサポート下に住む場所があるため、頼りやすく、安心感があります。
私自身、入社直後は緊張しやすい環境でありながらも、心に多少のゆとりをもって仕事に取り組むことができました。
入社後にかかる負担をおさえることが、その後にもつながること間違いなし!
心にゆとりをもつことは大切ですね!
まとめ
社員が社宅に住むことのメリット・デメリット
メリット
- 家賃が安い
- 安心感がある
- 社内のつながりが増える
デメリット
- 候補が少ない
- 「公」と「私」が混同しやすい
以上です。
社宅に住もうか、住まないか。このような迷いがある方は、ぜひ参考にしてみて下さい!