近年、日本代表の守田英正を筆頭に、多くの日本人選手がプレーするようになった、ポルトガルのプロサッカーリーグであるプリメイラ・リーガ。
そのため、ポルトガルのサッカーチームについて、見聞きしたことがある方も多いことでしょう。
そこで今回は、2022-23シーズンにプリメイラ・リーガでプレーする日本人選手や、彼らの活躍を視聴する方法について解説します!
こんな方におすすめ
- ポルトガルでプレーする日本人選手について知りたい
- ポルトガルのサッカーリーグの試合を、どこで視聴できるのか疑問
本記事を作成している私は、サッカー観戦歴17年。これまで現地やテレビを通して、多くの試合を観戦してきました。
プリメイラ・リーガについて
まずは、プリメイラ・リーガの歴史や日本人選手の活躍ぶりについて、みていきましょう!
歴史・概要
1934年に創設された、ポルトガルのプロサッカー1部リーグ。
90年近くの歴史があり、近年、評価が高まってきているリーグのひとつです。
これまでの最多優勝はベンフィカの37回、次いでFCポルトの30回。
長い歴史がありながら、これまでリーグタイトルを獲得したクラブはわずか5クラブのみ。
「三強」と呼ばれている、
- ベンフィカ
- FCポルト
- スポルティング
の3クラブで、85ものタイトルを分けあっています。
かつては、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドや元ブラジル代表のフッキらもこのリーグでプレーをしました。
過去に所属した日本人選手
過去には、14人の日本人選手がプリメイラ・リーガでプレーしています。
選手名(所属) 所属年
- 廣山望(ブラガ) 2002年-03年
- 相馬崇人(マリティモ) 2009年-10年
- 広岡ライアン勇輝(ボアヴィスタ) 2013年-16年※うち2年はポルトガル2部クラブでプレー
- 田中順也(スポルティング) 2014年-16年
- 亀倉龍希(ポルティモネンセ) 2014-19年
- 中島翔哉(ポルティモネンセ※1年はFC東京からレンタル、FCポルト) 2017年-18年・2019年-22年
- 長島滉大(ポルティモネンセ※FC今治からレンタル) 2018年-19年
- 前田大然(マリティモ※松本山雅からレンタル) 2019年-20年
- 安西幸輝(ポルティモネンセ) 2019年-21年
- 権田修一(ポルティモネンセ) 2019年-21年
- 西村拓真(ポルティモネンセ※CSKAモスクワからレンタル) 2020年
- 食野亮太郎(リオ・アヴェFC、エストリル※ともにマンチェスター・シティからレンタル) 2020年-22年
- 新井瑞希(ジル・ヴィセンテ) 2022年
- 川崎修平(ポルティモネンセ) 2021年-22年
近年、ポルティモネンセに日本人選手が多く移籍しています。
この大きな理由は、元浦和のロブソン・ポンテ氏が副会長を務めている点にあります。
ポンテ氏は、かつてプレーした日本の選手に注目しており、毎年日本で視察をおこなっているのだとか。
日本人選手の通算最多出場・最多得点(2023年1月現在)
プリメイラ・リーガの日本人選手の通算最多出場・最多得点者は、ともに中島翔哉となっています。
日本人選手の通算出場試合数トップ5
選手名 | 出場試合数 |
中島翔哉 | 84試合 |
藤本寛也 | 76試合 |
守田英正 | 61試合 |
安西幸輝 | 54試合 |
食野亮太郎 | 28試合 |
日本人選手の通算得点数トップ5
選手名 | 得点数 |
中島翔哉 | 16得点 |
田川亨介 | 6得点 |
守田英正 | 6得点 |
田中順也 | 5得点 |
藤本寛也 | 4得点 |
食野亮太郎 | 4得点 |
※藤本・守田・田川は現在もプリメイラ・リーガでプレー中
プリメイラ・リーガでプレーする日本人選手
2023年1月現在、プリメイラ・リーガでプレーをしている日本人選手は下記の10人。
- 藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)
- 守田英正(スポルティング)
- 中村航輔(ポルティモネンセ)
- 田川亨介(サンタ・クララ)
- 三竿健斗(サンタ・クララ)
- 小川諒也(ヴィトーリア)
- 渡井理己(ボアヴィスタ)
- 邦本宜裕(カーザ・ピア)
- 相馬勇紀(カーザ・ピア)
- 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)
2020-21シーズンからプリメイラ・リーガでプレーしている、東京V下部組織出身のレフティー。
10選手の中では、最古参です。
2020年8月に東京Vからレンタルでジル・ヴィセンテに加入し、1年目から27試合1得点を記録。
そして2022年7月からは、完全移籍となっています。
守田英正(スポルティング)
今や日本代表の中盤を支えている守田は、2021年1月に川崎フロンターレからサンタ・クララへと完全移籍。
以降、プリメイラ・リーガで結果を残し続けています。
現在はスポルティングでプレーし、ヨーロッパチャンピオンズリーグにも出場。
監督からの信頼を得られつつあり、さらなる飛躍が期待されています!
中村航輔(ポルティモネンセ)
中村は、2020年途中に、柏レイソルからポルティモネンセへと完全移籍をしたゴールキーパー。
ポルティモネンセでは、控えやベンチ外となることが多く、なかなか出場機会を増やせていません。
しかし、出番を得た試合では好セーブを連発。
今シーズンは定位置確保なるか!?
また、海外挑戦以降、ひげを伸ばすなど風貌がまるで別人となっており、中村航輔ファンからは悲鳴と驚きの声が上がっています。
「「ほぼ別人じゃねーか!」GK中村航輔の風貌にファン驚き」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef66ed9d3b5d6700f0de94e1c803dab147162400
「我慢の時間を経て1番手となったサムライGK」(画像あり)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dd24a5239ed0ed3107230a5bb356eb53f75686c
田川亨介(サンタ・クララ)
2022年1月に、FC東京からレンタル移籍でサンタ・クララへと加入したストライカー。
180cmを超える高さとスピードが田川の大きな魅力です。
2021-22シーズンは、シーズン途中からの加入ながら、12試合で5得点と大暴れ。
今季は、プリメイラ・リーガでの2ケタ得点が期待されます!
三竿健斗(サンタ・クララ)
2022年12月に、鹿島アントラーズからサンタ・クララへ完全移籍。
日本代表選出歴がある、ボランチとセンターバックでプレー可能な選手です。
初の海外挑戦で、どのようなプレーを見せてくれるのか期待ですね!
小川諒也(ヴィトーリア)
2022年7月に、田川同様FC東京からレンタル移籍で海外挑戦を決断した、レフティーモンスター。
左サイドバックながら183cmと、高さも兼ね備えています。
2021年には日本代表に選出された経験があり、ポルトガルで経験を積み、再び代表でプレーすることを全FC東京ファンが祈っているはず。
渡井理己(ボアヴィスタ)
相手ディフェンスを切り裂く、独特なドリブルが武器のアタッカー。
「理己」と書いて「まさき」と読みます。
2022年7月に、J2徳島ヴォルティスからレンタル移籍で海外へ挑戦。
ポルトガルの地でレギュラー定着なるか、注目です!
邦本宜裕(カーザ・ピア)
飲酒運転を起こすなど、トラブルメーカーながら、しぶとく結果を出す異端児。
これまで、
- 浦和レッズ(2種登録)
- アビスパ福岡
- 慶南FC(韓国1部)
- 全北現代(韓国1部)
- カーザ・ピア
と多くのクラブでプレーしていますが、浦和ユース・福岡・全北を退団した理由は、すべて自身が不祥事を起こしたため。
それでも、韓国1部では通算127試合で17得点を記録するなど、活躍しています。
2022年7月に加入したカーザ・ピアでも、第4節で早くも移籍後初ゴールを決めており、クラブの中心選手になりつつあるのだとか。
相馬勇紀(カーザ・ピア)
2023年1月に、名古屋グランパスから半年間のレンタル移籍で海外初挑戦。
2022年におこなわれた、カタールワールドカップにも選出され、さらなる活躍が期待されているアタッカーです。
愛称は「ドラミちゃん」。
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
日本人の母親とナイジェリア人の父親をもつ、193cmの大型ゴールキーパー。
柏レイソル下部組織出身の小久保は、2019年にベンフィカのU-23チームへと加入。
そこで経験を積み、2021-22シーズン終盤には、トップチーム入りを果たしました。
U-21日本代表にも選出されており、さらなる活躍が期待されています。
プリメイラ・リーガはどこで視聴できるのか
国内では、DAZNで視聴することができます。
近年、多くの日本人選手が在籍するようになったことで、2022年8月からプリメイラ・リーガの配信を開始!
毎節1試合の日本語実況に加えて、複数の試合が英語実況で配信されています。
ちなみに、日本とポルトガルの時差は9時間。
日本時間の23時〜28時の間にキックオフの試合が多い印象です。
夜遅くて観れない方は、見逃し配信やハイライトで視聴しましょう!
ともに試合終了後から30日間は視聴可能!
そんなDAZNの料金は、以下の通りです。
契約内容 | 料金(税込み) |
---|---|
月間プラン | 月額3000円 |
年間プラン(一括払い) | 年間27000円 |
年間プラン(月払い) | 月額2600円(年間31000円) |
楽天市場では、ギフトコード購入が可能!
ただしこちらは、DAZN for docomoなど、すでにキャリア決済からDAZN登録している方は利用できないので、ご注意を。
まとめ|ポルトガルのサッカーリーグでは、10人の日本人が活躍中!
プリメイラ・リーガでプレーする日本人選手
- 藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)
- 守田英正(スポルティング)
- 中村航輔(ポルティモネンセ)
- 田川亨介(サンタ・クララ)
- 三竿健斗(サンタ・クララ)
- 小川諒也(ヴィトーリア)
- 渡井理己(ボアヴィスタ)
- 邦本宜裕(カーザ・ピア)
- 相馬勇紀(カーザ・ピア)
- 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
プリメイラ・リーガの視聴方法
- DAZN
以上です。
日本人選手がポルトガルの舞台でどれだけ活躍できるのか、
強豪ベンフィカやFCポルトといった相手にどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか、期待しましょう!
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